ホワイトなSES企業とは?確認ポイント3点

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SES企業の闇、なんて記事もアップさせて頂きましたが、最近は志高くホワイト企業であろうとして起業する方々も多くなってきたように思います。
しかし、ホワイトって…なに?と思うことはないでしょうか。
企業が清く正しく生きるには各方面に対する配慮が必要です。
今回はその点についてまとめてみました。

コンプライアンスに対するホワイト

まず絶対に守らなければならないのがコンプライアンスに対するホワイト、です。
何をどう言おうと法令を守らないのであればそれはただの違法行為です。
準委任契約においては、1名のみの契約をしていないか、自社プロパが参画しているか、などがチェックポイントになります。
営業さんが0.1人月入っているからOK、は偽装の準委任契約ですからそういう事をしていないかもチェックが必要です。
また、請負契約になっているのなら、納品物(勤務表以外)に対する検収を行っているか、不自然な毎月検収になっていないかなど偽装請負かどうかの確認をしましょう。

よく多重契約が悪といわれがちですが、私個人としては上記のコンプライアンスを守っていれば良いのではないかと思っています。
必ず各階層で現場に管理監督責任者がおり、プロパが参画している事になりますから、チームとしての体裁は保たれていると思われます。
当然元請けさんは管理監督責任者を通じて指示を出すようにしましょう。
※ただ、コンプライアンスを守った多重契約だと3階層で最低4名態勢になるはずですから…そこそこの規模の案件じゃないと出来ないはずですねw

あと以外と盲点なのは派遣の資格を持っていたとしても、社長さんなど取締役は派遣で契約することが出来ません。
派遣とは「労働者派遣」と言われるように労働者を派遣する業務ですから、労働者ではない取締役の方は派遣できないという事になります。
これを忘れると相手会社の法務からNG食らいますので注意しましょう。

技術者に対するホワイト

ひょっとしたら一番最初に思いつくのこちらだったりするのかもしれません。
技術者さんを現場に出したらそれっきり放置してしまったり、技術者さんの意向を配慮しないで現場をアサインしてしまう、などが代表的でしょう。
すべてを叶えることは難しいですが、ある程度すり合わせなどはしてほしいものです。
客先で仕事をすることが多いIT業界ですから帰属意識をどのように育むか考える事が重要になります。

準委任契約にも関わらず、管理監督者を通さずに元請けさんから直接メンバーに指示出ししてしまうケースも見受けられます。
これでは派遣契約と同じになってしまうので、正しい指示の経路を守り「会社として業務を委託されている」という認識を持ちましょう。

お金・時間に対するホワイト

これを守らないと非常にあくどい会社に見られること多いのはお金に対する面です。
雇用形態にもよりますが、お客様との契約単価と給与があまりにもかけ離れている場合があります。
社員として教育から販管費など単純に給与以外に原価が掛かる場合はある程度理解できますが、フリーの方と契約しているのに会社の取り分がすごい事もあります。

対会社に対してお金に汚い会社さんもありますね。
若手の割には高い単価を提示されて「ちょっと単価がマッチしないようです」といった瞬間に10万くらいポンと値引いて頂けるところがありましたw
いや、最初の単価なんだったのよという気持ちになりますね。
売り手市場だからといってあんまりふっかけるのはやめた方が良いでしょう。

さらに言えば精算時間幅が標準的な時間より広かったりするのも、相手先に言わせると引いてしまう原因になります。
標準的には140h~180hなので、あんまりそれを逸脱しないように気を付けたいですね。

おわりに

ホワイトと言っても必要な要素には色々な事柄があることをおわかり頂けたと思います。
これを全て遵守しようとすると企業的な体力もかなり必要になってきます。
例えばプロパが参画していること、という条件をクリアするには参画する案件数だけの社員さんが必要になりますし、すべての案件が準委任であれば、最低1名(派遣を持っていれば)のBPさまが必要になります。
それだけの社員を雇用しBPさまとのコネクションを持つにはそれなりの体力が必要という訳です。
技術者の皆さんは入ろうとする会社が本当の意味でホワイトかどうかしっかり見極めてくださいね。

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