若手の教育に必要なもの

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営業さんとしてはあんまり意識しないことかもしれませんが、若手や新人を採用した際の教育というのはとても重要な事です。
きちんと育ててあげないとその人の人生そのものを壊してしまう可能性もあります。
ではどういう風に育ててあげないといけないのでしょうか。
営業目線もちょっと含めて考えてみました。

人間は勝手に育たない

まずは人が勝手に育つものではないことを認識しましょう。
山本五十六さんではありませんが、きちんとやって見せてあげなければなりません。
言語を教え、アルゴリズムを教え、そしてシステム開発とは何なのかを丁寧に教えてた上で実際のシステム開発作業で手本を見せ、自分で作業ををやらせ、成功体験を重ねていく必要があります。
間違っても「現場で育てる!」といって放り込んでも育ちませんから注意してください。

必要なものは人と時間とカリキュラム

絶対に必要なのは先生となる人と教えるための時間です。
OJTでもOff-JTでもかまいませんが、教育には教えてあげる先生、もしくは先輩を用意する必要があります。
また、その先生は教育にかける時間が必要になりますので、現場に参画していたら生産性が落ちることになりますのでその配慮も必要です。
そして重要なのはカリキュラムです。
人にはそれぞれ個性がありますが、最低限の学習として皆が同じように理解する必要のある内容をまとめておかないといけません。
会社によってどの分野にするかはそれぞれ違うと思いますが、一般的には先に挙げたように言語の学習、アルゴリズム、システム開発の基礎、といったところでしょう。

他人を当てにしてはいけない

一つ注意してほしいのは他人(他社)を当てにしてはいけないという点です。
はっきり言ってしまえば他社の人間には教育する責任も業務もありません。
親切心から面倒見るよ、と言ってくれるところもあるかもしれませんが、それはその人の価値観での教育であり、自社が目標としている内容ではないかもしれません。
わたしも過去苦い経験をしたのですが、新人を預かってほしいと言われ案件に入ってもらったら「なんで何にも教育してくれないんですか!」とキレられたり、逆に自社の新人を客先案件に入れて自社の先輩をつけたにも関わらず「生産性が低すぎるので帰ってほしい」と言われたりと、思惑が一致しないことはままあると考えるべきです。
どちらの気持ちもわかりますが、あくまで教育は自社の問題です。
相手にお願いするならそれ相応の手順を段取りと内容を考えた上でお願いする必要があります。

おわりに

営業さんとしては新人でも参画出来る案件があると飛びつきたくなりますが、果たしてその案件に参画して、その子がきちんとやっていけるかを考えてから提案する必要があります。
その子の未来のためにも当事者意識を持って考えてあげたいところですね。

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