今回はちょっと趣向をかえて経験したトラブルの中で技術者さんが「もう職場に行きたくない!」って言い出したトラブルをいくつかご紹介してみようと思います。
ひょっとしたら経験の長いSES営業さんだったらもっとすごい経験をしているかもしれませんね。
ここはオレにはふさわしくない…
一つ目のパターンは、意識の高いお方の場合。
案件の内容もきちんと説明はさせて頂いたのですが、入ってしばらくすると「ここでは自分の能力を発揮出来ない」と言われてしまった事がありました。
あ~スキルがあっていなかったかなぁと現場リーダーなどに確認してみると、「いや~全然話が伝わらないし、やって貰ったこともミスだらけで…」と予想外のお返事が。
どうやらご自分ではバリバリいけると思っていたみたいですが、ついて行けなくなっちゃったのかな…と思われます。
こういう方を事前に把握することはとっても難しいです。
全然大丈夫です!ホントに大丈夫です!
すごく頑張ってくれているちょっと年配の男性。
顔色など悪かったので体調の問題や、やりにくい点があるかどうかなど確認しても「全然大丈夫です!ご心配かけて逆に申し訳ありません!頑張ります!」と低姿勢だし前向きな発言をする方でした。
しかし会話していて突然嘔吐いちゃったり当日の欠勤が続いたり明らかに調子が悪そう…。
案の定1ヶ月持たずにリタイア。
原因はどうやら対人付き合いが苦手なのにも関わらず、フェーズ的に調整や会話が多く必要なポジションに入ってもらってしまったのでそれが負担になってしまったようです。
事前にその辺は聞いてあげなきゃいけなかったかな、と反省。
特に理由はないんです…
最後は一番衝撃的な方でした。
ある朝、案件リーダーから「○○さんが出社していないんですが…」と連絡が。
所属会社の営業さんに連絡してみると、同じ状況で本人に連絡が付かないとのこと。
最初は寝坊かな、とか二日酔いかな、とか言っていたのですが、いつになっても連絡取れず…。
業を煮やしたBPの営業さんが自宅に行っても出てこない…。
社宅だったので、合鍵を使って部屋に入ってみても…いない。
不吉な予感もよぎる中じっと待っていると夜遅くに営業さんから連絡があり、とりあえず無事に連絡が取れました。詳しくは明日本人からヒアリングしてご連絡します。とのこと。
翌日聞いた話では、なんと東尋坊に行っていたと言うではありませんか。
しかも身分証明になるものは何も持たずに…その、ね、あれです。そうするつもりだったそうです。
ヒアリングした内容としては、現場の人間関係や作業内容にも不満はなく、プライベートで何かがあった訳でもない、ただふらっと行きたくなった、とのことです。
これには参りました。
こちらに問題がなかったのは幸いですが、逆にきっかけが何もなくてもまたこうしたことが起こりうるという意味になります。
BPさまからもC/Oさせて欲しいと申し入れがあり、交代要員も見つかったのでなんとかなりましたが、本当に驚いた出来事でした。
面談しても聞き出す事は難しいですよね。
おわりに
ぱっと思いついたお話しをピックアップしてみました。
他にも色々あったような気がしますがそれはまた次の機会にご紹介したいと思います。
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